ポータルサイトやマップアプリからの集客において、きれいな写真を多く載せることが重要だと考えている店舗様も多いのではないでしょうか。しかし、不動産や住まいに関わるサービスにおいて本当に重要なのは、自分たちに向けたメッセージが発信されているかどうか、つまりお客様が自分に合っていると感じられるかどうかです。今回は、写真の量に頼るのではなく、紹介文と「お知らせ」機能をフル活用してターゲット層(主に新入生)へ的確にアプローチし、Googleビジネスプロフィールとの連携により予約導線を確立した賃貸不動産店の事例をご紹介いたします。
店舗プロフィール
業種:賃貸不動産
エリア:学生街エリア
規模:5名以下
プラン・オプション:レギュラープラン
実績:平均アクセス数約700回、ネット経由の予約獲得25件
こんな悩みからスタートしました
・大手ポータルサイトに出稿しても物件のスペック情報ばかりになり、当店の強みである学生向けの手厚いサポートが伝わっていなかった
・遠方から来る新入生やその親御さんに対して、来店前に「このお店なら安心」と思っていただける発信ツールが不足していた
・Google マップで検索して当店を見つけてくれたお客様を、予約完了までスムーズに誘導できていなかった
当店があるのは、近隣に大きな大学キャンパスを構える学生街エリアです。毎年春になれば多くの新入生がお部屋探しに訪れますが、集客については常に歯がゆさを感じていました。物件情報そのものは、正直なところどの不動産会社でも同じように検索できてしまいます。だからこそ「初めての一人暮らしに対する不安」に寄り添える当店のサポート体制を知ってほしかったのですが、大手ポータルサイトの画一的なフォーマットでは、それを十分に伝えることができませんでした。「どうすれば、これからこの街で暮らす学生さんたちに私たちの声が届くのだろうか」と、もどかしい思いを抱えていたのです。
導入前の課題
これまでの集客施策は、間取りや家賃を羅列するだけで、「誰に向けて、どんな手助けができるのか」というメッセージがすっぽりと抜け落ちていました。きれい麗な写真がたくさん用意できなくても、文章で当店の強みをしっかり伝え、来店へのハードルを下げるしくみを作ることが最大の急務でした。
ターゲットに伝わる内容の整理
「親切です」といった抽象的な言葉ではなく、大学進学を控えた学生さんやその親御さんが、具体的に何を不安に思い、どんな情報を欲しがっているのかを見極めて言語化することに悩んでいました。
検索から予約までの導線の複雑さ
当店の発信に興味を持ってくださっても、そこから電話をかけたり、別の予約サイトへ移動したりする手間が発生し、若い世代のお客様が途中で離脱してしまう懸念がありました。
ターゲットに刺さるテキスト発信を徹底
写真の少なさを補って余りある「ターゲットを絞り込んだテキスト発信」と、Googleからの流入を直接予約に結びつけるシステム設定を行いました。
1)ターゲットを明確にした紹介文の作成。店舗の紹介文のタイトルや本文を、「初めての一人暮らしをする学生さん」に向けて一新しました。不安を抱える親御さんにも安心していただけるよう、地域密着型ならではの治安情報や生活アドバイスができることを丁寧に記載しました。
2)「お知らせ」機能を活用したタイムリーな情報発信。当店が最も力を入れたのが「お知らせ」の更新です。「〇〇大学の合格発表に伴うお部屋探し相談会」といった、特定のタイミングとターゲットに的確に刺さる記事を高頻度(計86件)で投稿し、今まさに動いているお客様へダイレクトに呼びかけました。
3)Googleビジネスプロフィールとの連携。「Google で予約」の機能を連携させ、Google マップや検索で当店を見つけてくださった学生さんが、スマホからそのまま直感的に来店予約を完了できるスムーズな導線を構築しました。
導入後の成果
・月間約700回のアクセスを獲得:テキストの力で認知向上。ターゲット層が知りたい情報を「お知らせ」として発信し続けたことで、ページへの平均アクセス数が約700回、訪問者数が150名と安定した閲覧を獲得できるようになりました。
・ネット経由の予約25件達成:新規集客の柱に成長。エキテン経由で23件、さらにGoogle経由でも2件の予約を獲得。特にスマホ操作に慣れた若い世代のお客様が、スムーズに予約を完了できる体制が整いました。
・初めての一人暮らし層からの反響増:事前の情報発信で「安心感」を提供。大学進学を機に初めて一人暮らしをされるお客様とその親御さんが、「サイトの案内を見て、ここなら学生の扱いに慣れていそうだから」と安心してご来店くださるようになりました。不安の多い初めてのお部屋探しにおいて、最初から信頼関係が築けた状態でご案内をスタートできています。
成功のポイントは、「写真の多さ」ではなく「言葉の的確さ」で勝負する
私たちが成功できたのは、「誰に・いつ・何を伝えるか」を徹底的に絞り込んだからです。プロが撮ったような店内写真がたくさんなくても、合格発表という一番お客様が動くタイミングで「〇〇大学の新入生さんへ」と明確に呼びかける「お知らせ」を書く。そして、その熱量に触れたお客様が、迷わずに「Google で予約」できる入り口を用意する。ターゲットの心に響く言葉と利便性の掛け合わせこそが、しっかりと反響につながったと感じています。
💡ここがポイント!
・写真が少なくても、紹介文と「お知らせ」のテキストを充実させることで、ターゲット層に深く刺さるアピールが可能になる。
・顧客が動くタイミング(合格発表など)を見計らったタイムリーな情報発信は、高い集客効果をもたらす。
・Googleビジネスプロフィール連携(Google で予約)を活用することで、検索から興味を持った顧客を逃さずシームレスな予約導線を確保できる。
ビジュアル面での見栄えばかりを気にしてしまうことがありますが、本当に重要なのは「お客様が求めている生きた情報」を届けることです。特定のターゲットに向けた発信を強化し、予約のハードルを下げるシステムを導入することで、集客力は確実に高まります。自店の強みを言葉で伝え、狙った顧客層へ的確にアプローチしたいと考える経営者にとって、非常に参考になる事例と言えるでしょう。
このような店舗様におすすめです
・きれいな写真を用意するのが難しく、テキストベースで自店の強みを打ち出したい店舗様
・学生や新社会人など、特定のターゲット層に向けてダイレクトに情報を届けたい店舗様
・Google マップ検索からの流入を逃さず、スマホ世代を取り込む確実な予約導線を作りたい店舗様
店舗プロフィール・キーワード
業種:賃貸不動産
エリア:学生街エリア
規模:5名以下
プラン・オプション:レギュラープラン
お悩み:他店との差別化、事前の安心感不足、Google マップからの流入の取りこぼし
解決策:紹介文、お知らせ、Google で予約
成果:月間アクセス約700回、ネット予約25件獲得、初めてのお客様への安心感提供と信頼関係の構築